建通新聞社(神奈川)
2015/03/30
【神奈川】神奈川県、神奈川広域水道企業団など5者 広域水質管理センターを4月1日開設
神奈川県、神奈川広域水道企業団、横浜市、川崎市、横須賀市−の5事業者は、共同で水質関連業務の拠点となる「広域水質管理センター」を4月1日に開設する。設置場所は企業団の社家取水管理事務所(海老名市社家4587)で、水質管理センターを改称する。
広域水質管理センターは、企業団以外の4事業者が個別に行ってきた水源の水質検査や水質事故対応などの業務を集約して実施する。5事業者に共通する水源は、主なもので、相模川水系の相模湖、津久井湖、宮ケ瀬湖、相模川本川・支川(中津川など)。酒匂川水系では、丹沢湖、酒匂川本川・支川(狩川)などがある。
センター設置効果は、@5事業者合わせて年間510カ所の水質検査地点を約300カ所に集約A短時間で水質事故現場に到着し、迅速に対応B水源水質問題解決に向けた調査で5事業者が連携強化C幅広い業務経験、ノウハウ提供で人材育成−などとしている。
センターに加えて、相模川上流域は県企業庁谷ケ原浄水場が、酒匂川流域は企業団飯泉取水管理所が、サテライト機能を担う。