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建通新聞社
2015/03/25

【大阪】大阪市 御堂筋再編へ15年度にモデル工事

大阪市は、御堂筋の道路空間再編に向け、2015年度にモデル工事を発注する。対象区間は難波交差点〜難波西口交差点までの延長200bで、東側側道(緩速車線)を歩道・自転車専用道として再編整備し、にぎわい形成につなげる計画だ。工事費に9000万円を見込む。
 御堂筋の空間再編は、14年秋の市長定例会見で整備イメージを明らかにしたもので、将来的には市役所本庁舎付近の淀屋橋までの約3・1`にわたり再編する。基本的には御堂筋の東西両側の側道を歩道と自転車専用道に整備し直す。歩道部を広げ、自転車通行空間が分離されるため、歩行者の安全を確保できる。
 15年度は、交通量の少ない千日前通りの難波交差点以南をモデル整備し、16年度早々に供用を開始する。併せて、再編効果を検証し、難波交差点以北の段階的な整備に向けた考え方などをまとめる。
 モデル区間の設計はエステックコンサルタンツ(大阪市北区)が担当した。
 御堂筋は1937年に開通。電線の地中化やイチョウ並木の植栽により、景観に配慮した大阪のメーンストリートとして親しまれてきた。2012年4月に梅田新道〜難波西口までの管理権限が国から市に移管されたことを機に、国や地元商店街とともに側道の活用策を検討してきた。