日本工業経済新聞社(群馬)
2015/03/24
【群馬】長野原町が当初予算を公表
長野原町(萩原睦男町長)は、新年度当初予算を明らかにした。普通建設事業費は21億9076万2000円で、本年度当初額の31億7839万7000円から9億8763万5000円減(前年度比31・1%減)となった。主要事業には、住宅建設工事費1億5000万円を計上。川原湯地内に戸建ての公営住宅を5棟建設する。このほか、テナント施設建設事業には設計監理委託料500万円、工事費6500万円を予算化し、内装工事などを実施する。
住宅建設工事費の1億5000万円では、川原湯地内の一般県道林岩下線沿いに戸建ての公営住宅5棟の建設を計画。施設はいずれもW造平屋建て、延べ床面積70u程度を予定しており、新年度に5棟すべてを建設する。
テナント施設建設事業は、JR長野原草津口駅付近に観光案内所などの複合施設の建設を計画。本年度から工事に着手しており、新年度は内装工事や案内看板の設置、駐車場の舗装などを実施する。
応桑幼稚園の改修設計監理委託料には、200万円を確保した。子ども・子育て支援新制度の運用が新年度から始まることなどを踏まえ、町では現在、同園のあり方の検討を進めている。現段階では、どのような方針になるかは未定だが、検討結果によっては、委託料を補正予算で確保する見通し。
地区公園整備事業には詳細設計委託料200万円、工事費2000万円、用地買収費5000万円をそれぞれ計上した。
この事業は林地区の楡木にある公有墓地へ公園の新設を計画。新年度は、詳細設計の作成と用地買収を進め、工事を行う。新公園の広さについては、これから協議していく。
このほか、町道林線工事費3000万円、橋梁補修設計業務委託料1404万円、同工事委託料4000万円、町道長野原向原線事業委託料4億円、町道長野原線事業委託料1億6500万円、農地費の調査設計等委託料1000万円、同工事費4780万円などを計上している。
なお、一般会計総額は64億4025万2000円で、本年度当初額から5億1768万9000円の減となった。