日本工業経済新聞社(群馬)
2015/03/20
【群馬】邑楽町予算案
邑楽町(金子正一町長)は、3月定例議会で可決された2015年度当初予算を公表した。普通建設事業費は17億3379万円で、対前年度比27・8%の伸びとなった。増額は、子育て・教育関連施設整備への積極的な予算配分が要因。新年度は、北保育園改築や中野小水泳プール改築、邑楽中耐震改築、スポーツレクリエーション広場改修などが実施される。
町は施政方針の中で、新年度予算について厳しい財政状況に配慮しつつも、可能な限り積極的な施策を盛り込んだと説明した。
新年度のメーンは、藤川地内にある北保育園の建て替え工事で、工事費3億16万6000円、工事監理委託費399万6000円を計上した。現在ある高島幼稚園の園舎を解体した箇所へ、6つの保育室や調理室などを持つW造平屋建て・延べ床面積700u程度の新保育園舎を建設する。設計は、糸井建築設計事務所(太田市)が作成した。
中野小学校の水泳プール改築事業には、改築工事費1億6929万円、解体および跡地整備工事費1887万9000円、設計監理委託費570万円を措置。小学校に隣接する町有地へ既存施設と同規模の25mプールを新設する。設計は、フケタ設計(栃木県宇都宮市)が作成中。同じく中野小では、屋内運動場の1階アリーナ部分の吊り天井を撤去するため、工事費2738万9000円を充当した。
また、邑楽中学校の耐震改築事業は、特別教室棟(S造平屋建て・延べ床面積270u)の建設が予定。予算には、工事費1億2444万9000円と工事監理委託費195万9000円を盛り込んだ。
さらに、篠塚地内にあるスポーツレクリエーション広場の多目的グラウンド約9000uを人工芝化するため、工事費1億7729万3000円、工事監理委託費172万8000円を確保。設計は山田工務所(前橋市)が作成しており、秋口に工事を完了させるため、新年度早期の入札を目指している。
16年度に着工を計画する中央公民館建設事業は、日総建(東京都渋谷区)が現在、基本・実施設計を作成中。予算には、地質調査費607万円を計上した。
道路関連では、補助と単独を合算した町道整備工事費2億2900万円と測量設計調査等委託費600万円を計上した。