日本工業経済新聞社(群馬)
2015/03/19
【群馬】榛東村が当初予算を公表
榛東村(阿久澤成實村長)は、新年度の当初予算を明らかにした。普通建設事業費は7億6417万6000円で、前年度から29・1%増となった。主要事業には、南部コミュニティセンターの改修工事費に9300万円を予算化し、2期目の工事を実施する。また、屋外運動場の改修に向けた実施設計業務委託料には1004万4000円を計上。しんとう総合グラウンドの老朽化対策と観客席新設を計画しており、その実施設計を作成する。中央コミュニティセンターの新設事業では、土地の取得に関する手続きを進める。
南部コミュニティセンターはS造2階建て、延べ床面積1180uの施設。建設から20年以上経過し老朽化が進行しているほか、施設内に段差があるなどバリアフリー化も図るため、改修工事が計画された。本年度から工事に着手しており、新年度は、床や内壁の張り替え、屋根の再塗装、天井のクロス張り替えなどを行うほか、太陽光発電設備も設置する。
屋外運動場改修事業は、山子田地内のしんとう総合グラウンドにあるサッカーグラウンドとテニスコートを対象に、既存の人工芝で痛んでいる箇所を張り替えるほか、ダッグアウトへ日よけ付の観客席を整備する。新年度に実施設計を作成し、2016年度からの工事を予定している。
中央コミュニティセンター整備事業には、事業認定申請手数料15万8000円、不動産鑑定委託料6万5000円などを計上した。この事業は中央公民館の老朽化を受け、その代替施設を建設する。新施設は延べ床面積2200u程度を想定しており、公民館の機能とともに図書館の機能も併設する見通し。新年度は、土地の取得に向けた手続きを進める。新年度以降は、16年度に実施設計を作成し、17年度からの着工を予定している。
また、北小学校と南小学校の整備事業に先立つ設計委託料340万2000円と工事費1億3842万3000円をそれぞれ配分。北小では、校舎のトイレ改修と体育館アリーナ床の改修、プールの塗装を行い、南小では講堂の解体と外構工事を実施する。
このほか、防衛施設周辺民生安定施設整備事業、特定防衛施設周辺整備調整交付金事業、村単独道路新設改良事業、社会資本整備総合交付金事業(狭あい道路整備等促進事業)の工事費として計1億7891万8000円、公共施設等総合管理計画策定業務委託料453万6000円、小規模農村整備事業工事費1783万1000円なども計上した。
なお、一般会計予算総額は54億1380万円で、本年度から3億5580万円増となった。