建通新聞社(神奈川)
2015/03/18
【神奈川】神奈川県住宅供給公社 北加瀬1丁目賃貸共同住宅新築 提案競技(設計・施工) 参加表明4月3日まで
神奈川県住宅供給公社は、(仮称)北加瀬1丁目賃貸共同住宅新築工事の企業開発提案競技(設計・施工提案型)を公告した。参加意向表明書の提出を4月3日まで受け付ける。提案図書の提出は5月11日。5月下旬に提案採用企業者を決定し、基本協定書を結ぶ。6月上旬に設計委託契約を結び作成を開始する。建設工事契約の締結は2016年1月を予定。2月上旬に着工し、17年2月下旬に完成。3月下旬に建物を引き渡す。
同工事は、北加瀬第3・第4団地の建て替えによるもの。建設予定地は川崎市幸区北加瀬1ノ1088他。JR新川崎駅から徒歩約7分に位置する。敷地面積は7907平方b。第1種中高層住居専用地域(容積率200%・建ぺい率60%)と第1種住居地域 (容積率200%・建ぺい率60%)。準防火地域で、第2種高度地区と第3種高度地区の指定がある。北加瀬第3団地(1958年竣工)と北加瀬第4団地(59年竣工)があったが、2003年に賃貸を終了後、建物を除却。現在は更地となっている。。
今回、この敷地を子育て世帯を中心とした多世代が共に安心して暮らせる良好な住宅地として再生することを目指す。
計画する建物は、@賃貸住宅180戸以上A賃貸施設床300平方b(1階部分、 保育所として利用予定)B共用部分、風除け室、エントランスホール、郵便受け、集会室、倉庫他Cエレベーター3基以上(福祉対応型)D附属施設−駐輪場、バイク置場、受水槽ポンプ室、電気室、その他。建物敷地面積は、提供公園を除外した面積とする。
設計者・施工者の選定で公社は、諸条件に基づいて企画・設計・施工に技術力を発揮し、需要者のニーズに合った高品質な住宅計画、構造、施工方法・工期、工事費などを総合的に提案する企業開発提案制度(設計・施工提案型)を採用。
提案の審査では、@安全・安心の確保A子育て世帯の暮らしに配慮したしつらえ、工夫(子育ての大変さを和らげる工夫、室内の工夫、近隣への配慮、共働き世帯への対応など)B建物の長寿命化−などを重視する。
事業は「住宅団地の新設」に当たる。計画地は二つの用途地域にまたがっており、法延べ床面積が1万3600平方b未満の場合は、環境アセスメント対象外。これを超える計画を提案する場合、環境アセスメント対象事業となり、アセスメントに要する費用を設計金額に含めて提案する。
提案企業者の資格要件は、@神奈川県入札参加資格者で「建築一式」に登録。ランクがAA過去3年間の建築一式の完成工事高が年平均85億円以上B過去5年間に、同規模の共同住宅(150戸以上)を設計、建設した実績があるC神奈川県内に本店、支店、営業所がある−など。