トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2015/03/16

【群馬】片品村が当初予算を公表

片品村(千明金造村長)は、新年度当初予算を公表した。予算可決時の普通建設事業費はとりまとめられていないが、工事請負費総額は10億5460万4000円で、前年度から29・8%の増額となった。本年度から工事を進めている片品小学校の新校舎建設工事費7億8699万円が主な要因だが、すでに工事は発注済み。このほか、片品中学校の改築に向けた設計委託費3240万円を計上。新年度に詳細設計を委託、2016年度からの着工を目指している。
片品中学校では当初、雨漏りやボイラー設備の不調など老朽化が進む校舎の大規模改修を予定していたが、本年度に行った耐力調査の結果を踏まえ、現地での建て替えの方針に変更した。現在、基本設計を小島設計(沼田市)が作成しているところで、新年度に詳細設計を作成し、16年度からの工事を予定している。
新しい校舎の具体的な規模や構造は基本設計の中で詰めているところだが、おおむね3500〜4000uを想定している。
林道整備工事費には2100万円を計上。林道宇条田線と林道水沢支線で工事を計画している。宇条田線はアスファルト舗装部分で劣化が激しい区間L約1qでオーバーレイ工を、水沢支線ではL約30m区間で緑化工による法面補修を行う。
小規模土地改良事業には委託費950万円、工事費5800万円を配分。3カ所で用水施設の整備、2カ所で鳥獣害防護柵の設置工事を実施する。
このほか、道路維持修繕事業工事費1億400万円、橋梁整備事業委託費1859万円、同工事費7000万円、児童館管理工事費694万5000円、防災行政無線設置管理工事費340万円、交通安全施設等整備工事費250万円などを計上している。
本体工事が発注済みとなっている片品小学校の新校舎建設事業費については、本年度から2カ年の継続費で11億4480万円、新年度単年では7億9887万円を計上している。
なお、一般会計予算総額は41億9200万円で、本年度と比較して1億200万円の増となった。