静岡県交通基盤部は、県管理道路のトンネル、シェッド、大型カルバートなど構造物と法面の点検を強化する。これまでの職員による点検・パトロールに加えて、2015年度から専門業者に委託して点検する。
県管理道路では、対象となる構造物としてトンネルが145カ所、シェッドが9カ所、大型カルバートが16カ所、横断歩道橋が117カ所、門型道路標識が15カ所、門型道路情報板が35カ所ある。これらは近接目視による5年に1度の法定点検を行わなければならない。道路照明灯についても10年に1度の点検が必要となっている。
また、法面については、12年度〜15年度で道路防災総点検を行っている中で、15年度までにカルテを作成する。これにより法面の総量がまとまり、全体の点検頻度も定まる。また、1996年に計画した要対策箇所187カ所のうち、14年度末までに117カ所が完了する予定となっている。このため、15年度は優先する要対策70カ所を含めて点検する。
交通基盤部では、これまで職員による点検やパトロールを行ってきた。今後も継続するとともに、業務委託による専門業者の点検を加えることで、予防保全につなげる。
(2015/3/13)
建通新聞社 静岡支社