【岡崎】岡崎市は、東岡崎駅北東街区(0・65f)の有効活用を図るため、公募型プロポーザルにより今秋をめどに民間事業者を公募する方針。2015年度事業ではこのほか、ペデストリアンデッキ詳細設計や市道築造工事などを予定しており、東岡崎駅周辺地区整備推進費として事業費3億7206万円を当初予算案に盛り込んだ。
計画によると、北東街区は上明大寺町2ノ14ノ1ほか地内の旧「市営吹矢駐車場」や「東岡崎自転車等駐車場」跡地で、対象面積は6559平方b。10年以上30年未満とする定期借地として民間事業者を公募する見込み。過年度に実施した事業者用アンケートではスーパーマーケットやテナント事業者らから提案されている。
ペデストリアンデッキは、東改札口を起点に交通広場を周遊するルートを基本案に検討していく。さらに、展望デッキ整備や北東街区への延伸などについて、詳細設計により詰めていく方針だ。市では駅前広場修正設計とともに秋以降での外注を目指す。
また、明代橋から乙川左岸上流沿いの明大寺川端4号線(延長約120b)と延伸先の上明大寺3号線(延長約200b)で現道拡幅を計画。現況幅員約4bに対して全幅12bへの拡幅を目指す。14年度から着手している3号線は残り延長約100bの整備を予定、今秋をめどに工事発注が見込まれる。4号線は用地買収を進める方針で、用地の取得次第では一部工事着手を視野に入れる。
東岡崎駅周辺地区整備事業は、「乙川リバーフロント地区整備計画」と連携、一体的な計画推進を図っている。「誰もが使いやすい にぎわいの交流拠点」をコンセプトに、東岡崎駅を核とした交通、商業、生活支援、観光、情報などの都市機能を連係、市民や来訪者が使いやすい個性的な交流・生活空間の創出を目指す。
提供 建通新聞社