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建通新聞社
2015/03/11

【大阪】大阪市 天王寺大和川線調査と用地繰戻し

大阪市建設局は2015年度、天王寺大和川線の整備に向け、計画地の埋蔵文化財調査や土壌汚染調査、公園部の用地繰り戻しを行う。用地繰り戻し費は10億2006万円を来年度当初予算案に計上済み。調査業務の委託費の計上額は明らかにしていない。
 同線は、高架化されたJR阪和線の旧地上軌道部跡に整備する都市計画道路。大阪南部の主要ターミナル・天王寺から大和川を南北に結び、大阪市阿倍野区天王寺町南1丁目(国道25号)から住吉区山之内元町(大和川北岸線)に至る延長5520bが計画区間となる。標準幅員は29b。
 道路部と広幅員の歩道の間には公園・緑地を設け、沿道の既存公園(桃ケ池、長池、長居)とネットワーク化を図るなど、多用な機能を融合させる新しいタイプの街路で、地域のアメニティー機能の向上が期待される。総事業費は942億円を概算する。
 現在、歩道を含む道路部の予備・基本設計を修成建設コンサルタント(大阪市北区)で作成中。15年度から地元調整に入るほか、計画地の埋蔵文化財調査や土壌汚染調査を実施する。
 道路部のうち、駅周辺の歩道整備を先行。早ければ16年度に詳細設計を委託し、17年度の工事発注を目指す。その後、駅周辺の歩道・道路、駅間の歩道・道路、公園の順に整備を進める。