建通新聞社四国
2015/03/10
【香川】善通寺市庁舎建替 15年度に基本構想
善通寺市は、市庁舎の建て替えを行うための基本構想策定を2015年度に委託する計画。15年度一般会計当初予算案に基本構想策定委託料などを含む事業費3000万円を計上している。
市庁舎は、10年度に行った耐震診断で緊急に改修等の措置を講ずる必要のある危険度が最も高い「総合評価A」と判断されていることから、中断を挟みながらも議会などで対策を検討してきた。14年9月の補正予算に庁舎整備基金積立金4億6054万円を計上したのを契機に、耐震補強ではなく建て替えを行う方針を固めた。現在、庁舎整備基金積立金は10億2000万円だが、最低でも20億円の積み立てが必要とされていることから、基金の積み立て状況を見ながらの事業スケジュールを組む見通し。
既存の市庁舎の規模は、鉄筋コンクリート造3階(塔屋4階)建て延べ4220平方b。敷地1万3144平方b。所在地は文京町2。
10年度に市庁舎と同時に診断を行った市民会館も耐震対策が必要な「総合評価B」と判断されているが、市庁舎を優先する。