日本工業経済新聞社(山梨)
2015/03/07
【山梨】富士河口湖町15年度当初予算案 グラウンド整備に2・1億円
富士河口湖町(渡邊凱保町長)は、2015年度当初予算案を公表した。建設関連では、本栖湖青少年スポーツセンターグラウンド整備事業に2億1000万円を計上。県と共同で東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ場誘致を視野に入れる。
このほかの建設事業には、道路維持工事に1億8360万3000円、登山道線道路整備事業に2億2480万円、勝山地区公民館整備事業に1億3130万円、河口湖北岸地区整備事業に7080万円を盛り込んだ。
大型事業を盛り込んだいるため、普通建設事業費は12億6679万2000円となり、前年度当初と比べ27・5%(2億7299万7000円)増加。
本栖湖青少年スポーツセンター(指定管理者:県体育協会)グラウンドでは、天然芝のサッカーコートや陸上競技場トラック(土の入れ替え)、高麗芝を使用した芝生広場を整備する。夏ごろにも一括発注をしていく。
町では地盤測量および地質調査、積算設計委託業務を東日(本社:静岡県沼津市)へ発注し、先月に納期された。
センター内にある▽研修所(1階378u、2階245・25u)▽宿舎(平屋建て321・90u)▽宿舎(1階509・85u、2階469・68u)▽体育館(平屋建て823・50u)−などの建物については新年度以降、県が耐震補強工事などを進める。県では2016年4月をめどに同センターを町へ移管する。
また勝山公民館は、勝山老人福祉センターの跡地に建設。構造は、W造あるいはRC造の平屋建てで、延べ床面積は約1000uとしている。現在、公民館基本および実施設計と、既存の勝山老人福祉センター解体設計を、小佐野設計室(同町勝山3245)が担当。同公民館一帯の公共施設を解体(旧教員住宅、屋内ゲートボール場)および整地を行い、一部隣地との境界壁を設置する。
建設関連予算には、▽防火水槽、消火栓新設および更新に1000万円、船津分団消防ポンプ車購入に3300万円▽福祉ゾーン整備(駐車場など)8600万円▽観光拠点施設整備(勝山羽根子山登山道整備ほか)に1億138万4000円▽道路安全対策工事に600万円▽一般町道新設改良に4350万円▽八木崎公園改修実施設計に2000万円▽北八津団地EFG棟改修に468万5000円−盛り込んだ。
一般会計予算は108億9000万円で前年度当初と比べ4・6%(4億8000万円)の増加。