建通新聞社(神奈川)
2015/03/05
【神奈川】神奈川県 運転免許試験場PFIに新規債務負担 237億円余
神奈川県は2015年度当初予算案に、運転免許試験場特定事業費の債務負担行為として新規に237億2807万円の限度額を計上した。期間は15〜38年度。
「神奈川県警察自動車運転免許試験場整備等事業」ではPFI入札を実施しており、3月上旬に落札者を決定する予定。3月中旬の基本協定締結、4月下旬の仮契約締結、7月の特定事業契約締結、金融機関との直接協定締結を予定している。
PFI事業者決定後、施設建設は2期に分けて実施。第一事業用地は横浜市旭区中尾1ノ1ノ2(旧がんセンターと元衛生研究所跡地)。建築するのは事務所(本館棟)。4階建てで2万3800平方b以下。第二事業用地は横浜市旭区中尾2ノ3ノ1(現施設)。建設するのは事務所(待合棟)。2階建てで延べ2200平方b以下。試験コースを整備。設計業務は15年7月〜16年10月。その後、早期に本館棟等の建設に着手する。PFIの業務内容は、▽施設整備(設計、工事監理、建設)▽維持管理▽運営支援(総合案内)▽付帯事業(飲食喫茶施設、売店の運営など)。
15年度予算案は県知事選を控えた「骨格予算」のため、新規の債務負担行為設定は少ない。
運転免許試験場特定事業費の他は、▽保健福祉大学外国学術図書整備費1273万円(15〜16年度)▽河川改修事業帷子川改修工事費1億5800万円(15〜16年度)▽中高層公営住宅建設事業費29億5375万円(15〜17年度)▽高等学校仮校舎借上事業費7億4500万円(15〜21年度)−などとなっている。