日本工業経済新聞社(山梨)
2015/03/05
【山梨】リニアの見える丘花鳥に2億円 笛吹市
笛吹市は、2015年度当初予算案のなかでリニアの見える丘整備に2億3000万円余を盛っており、このうち花鳥の丘に2億400万円を、八代ふるさと公園展望施設に2600万円を充てる。市議会定例会の岩沢正敏議員および関連の一般質問のなかで、宮川明史建設部長が明らかにした。
リニアの見える丘に関しては「見に来る人がいるのか」との懸念も議員から出されたのに対し、小林明副市長は「10年間地上を走るのはここしかない。これを売りに全国に発信する。来てもらう以上粗末なものでは困るのでそれなりに整備する」として、集客に結びつけていく考えを示した。
また、梶原清議員の耐震補強が施されていない庁舎の取り扱いへの質問には「春日居は隣接施設に移転が済んでおり、今後建物は取り壊して駐車場として利用」とし、境川と芦川も耐震改修の予定はなく、周辺公共施設へ業務を移転することを視野に検討すると、荻原明人総務部長は答弁した。
さらに、普通財産でA3万5881uの未利用地については「14年度から個別の現状調査を行っており、売却可能財産は計画を立て、17年度から購買実施事務を進める」と返答した。