建通新聞社
2015/03/05
【大阪】大阪府 吹田藤白台住宅2期民活PJ公告
大阪府住宅まちづくり部は、府営吹田藤白台住宅第2期民活プロジェクトをPFI法に基づく特定事業として選定。併せて、事業者選定のための総合評価一般競争入札を公告した。3月13日に説明会を開いた後、入札手続きを進め、7月中旬に落札者を決定、9月府議会に契約議案を諮る。WTO適用案件となる。
同プロジェクトは、府営住宅と民間施設を一体的に整備するもので、▽事業計画の策定▽府営住宅整備▽入居者移転業務▽用地活用業務−を一括して行う。
事業範囲は現千里藤白台住宅の敷地内の東側約5・8fのうち、余剰地約2・6fを除く3・17f。府営住宅は鉄筋コンクリート造4〜5階建ての既存住棟14棟(448戸)を建て替える。新住棟の配置戸数に全420戸を見込む。
事業用地は第1〜2工区の2ブロックに分け、それぞれ建て替え住棟を建設。併せて両ブロックで建て替えに伴い発生する余剰地の民間施設整備(用地活用業務)を行う。新住棟の階数は、最高で10階建てを想定。別に集会所の整備も求める。
提案内容の審査では、基礎点(100点)に加算点(0〜12点)を加えた得点を、府営住宅整備の対価から活用用地の対価を減じた府の負担額で除した値を総合判断点とし、最も高い者を最優秀提案者に選定。同点の場合、入札者によるくじ引きで落札者を決定する。
府営住宅の予定価格は61億4096万円。上回った場合、失格となる。
今後は3月27日の期限で予備審査(希望者のみ)を受け付ける。入札参加に当たっては提案受け付け番号が必要になるため、申請書を4月13〜17日に持参で提出。落札決定後は10月にも正式に契約し、事業に着手する。2018年度に第1工区、20年度に第2工区の供用開始を目指す。