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日刊建設タイムズ社
2015/03/04

【千葉】県2月補正で債務16億円/都計道東習志野実籾線/アンダー部の片側2車線整備

県は、2月補正予算で東習志野実籾線街路整備事業に限度額16億円の債務負担行為を設定した。期間は2014〜19年度。同事業では新年度で4車線のうち2車線が暫定供用する予定で、債務は残り2車線の工事を実施するために措置した。債務分の工事は暫定車線供用後、16年度に着工する予定。事業主体は県千葉土木事務所。
  事業費は京成本線をまたぐアンダー部が対象で、事業は京成電鉄に委託する。同事業では昨年9月に事業認可変更を行い、事業期間を当初の14年度から19年度まで延長した。
  同路線は、幕張新都心から京葉道路武石ICを通り、千葉市と習志野市及び八千代市の内陸部を結ぶ幹線道路の一部。京成成田線との踏切が交通の流れを分断し、慢性的な交通渋滞の要因となっていることから、踏切を含む延長約607mを立体交差化(アンダーパス)することで、交通渋滞の緩和と歩行者の安全を確保する。
  路線延長約607mのうち、京成本線の下を横断するアンダー部は約50m。アンダーはBOXで、道路幅員が21・5m(車線6・5m×2、歩道2・75m×2)。トンネルを除いたアプローチ部は2車線を4車線に拡幅する計画で、道路幅員は22・0m(車道6・5m×2、歩道2・75m×2)。ほかに両側に副道5・75m×2が付く。
  事業は97年度に着手。98年度に用地買収に着手し、09年度に着工。10年度からは社会資本整備総合交付金(交付金街路)として事業を実施。新年度で北側の暫定2車線が供用を開始する予定で、供用開始後に残る2車線に着工し、19年度の全線開通を目指す。暫定2車線のアンダー部の工事は京成・大成JVが施工。
  同事業の総事業費は56億円。本年度は事業費1億5800万円で、県が北側の擁壁工を実施している。昨年度までに40億400万円を投入し、事業費ベースの進捗率は72%。用地は計画面積6905uのうち6145uを取得し、進捗率は96%。k_times_comをフォローしましょう
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