日本工業経済新聞社(山梨)
2015/03/02
【山梨】富士吉田市が給食センター建設
(仮称)富士の郷食あいセンター建設に向け富士吉田市は、新年度当初予算案へ5億8862万2000円の工事費を計上した。3月定例市議会で継続費設定の承認を求める。総事業費は約28億円。現在、芙蓉建設(同市下吉田)の施工で造成作業が7割程度まで進み、年度末までに完了させる。
施設建設工事の発注方法は、これまでの市入札状況から見ると、一括発注ではなく「分離発注による一般競争(建築主体、電気設備、機械設備、外構)」が有力で、JVも視野に入れる。
同センターは、敷地面積約5000uにS造2階建て、延べ約3500uの規模で建設。2016年6月ごろの竣工を目指す。
建設地は、小明見地区の工業団地に隣接し、市では災害時の避難所として食料を供給するための炊き出し拠点と位置付けている。
また市では、小学校7校(102クラス)と中学校4校(52クラス)、保育園(6園)で計5000食程度を想定。太陽光発電システム20kw程度を導入する。厨房機器整備はアイホ−東京支店、施設の実施設計は日立建設設計が担当した。
一方、既存のRC造2階建て延べ1700u規模の給食センターは借地のため、新センター完成後に解体して更地に戻す。