北海道建設新聞社
2015/02/26
【群馬】板倉町予算案
板倉町(栗原実町長)は26日、2015年度一般会計当初予算案を公表した。ハード整備に充てられる普通建設事業費は、対前年度比12・8%減の4億8670万1000円と抑えられたが、主要事業では新庁舎建設地の造成工事費9880万円が盛り込まれた。また、八間樋橋整備事業に前年度並みの1億10万円を投入するほか、細谷地区で農業用排水路整備工事を予定している。
新庁舎建設事業は、現在用地買収が進められているところ。建設地は板倉地内の中央公民館南側私有地約1万5000uで、取得できれば新年度に造成に取り組む。造成と並行して、町議会議員や区長などによる建設委員会を設立し、基本設計の委託に向けた準備に入る。本年度予算で確保している基本設計および実施設計委託費5650万円、技術提案書作成委託費150万円は、新年度へ繰り越す。
継続事業の町道1−9号線の八間樋橋整備事業は、橋梁を含むL1・75q区間を対象にW10・75mの道路を新設している。橋梁は県が担当し、町は道路部を整備中。本年度に構造物の工事を終え、新年度は側溝工、縁石工、路盤工などを進める。板倉地内の雷電神社参道である町道1185号線では、景観に配慮した道路整備に向け2370万円を計上した。
農業基盤整備促進事業の細谷地区は2484万円を措置し、排水路工L800mを実施する。土側溝をコンクリート化するもので、設計から工事まで単年で予定。
小規模農村整備事業では、岩田地区へ550万8000円を投じ、L340mの舗装を行う。また、町単独土地改良事業で538万8000円を確保。岩田地区の別箇所L180mの農道改良に向け、設計を作成する。
防災対策事業では、飯野地区の利根川堤防の天端を拡張し、水害時用避難場所の設置を計画。町は用地買収へ920万円を配分しており、実際の設置工事は河川管理者である国土交通省へ依頼する予定。工事は16年度以降となりそう。
橋梁長寿命化事業費3900万円は、籾谷地内の東北自動車道に架かる跨道橋の旱沼橋が対象。ネクスコ東日本に委託し、すでに本年度から工事に入っている。このほかでは、板倉中学校中庭雨水配管改修事業費254万3000円などを盛った。