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建通新聞社
2015/02/26

【大阪】吹田市 予算案 市民病院整備に228億余

吹田市は、総額2177億3245万円の2015年度当初予算案を公表した。4月に市長選挙を控える骨格編成だが、前年度当初比は7・4%増となる。一般会計は同比8・6%増の1224億8815万円で、このうち普通建設事業費は同比31・7%増の129億0476万円。目玉事業の市立吹田市民病院移転では、15年度以降の整備事業として総額228億8000万円を投じることを明らかにした。
 吹田操車場跡地4街区内に移転する吹田市民病院の新築では、病院貸し付け事業に係る予算額に3億9100万円を計上。内訳は、実施設計業務費2億8590万円、埋蔵文化財調査費5750万円、用地購入費4760万円。設計・施工一括で今春発注する。
 15年度以降の整備事業費には、建設工事費176億1000万円、工事監理業務費1億6200万円などを充てる。
 施設規模は鉄筋コンクリート(免震構造)一部鉄骨造8階建て塔屋1階付き延べ約3万6650平方b(病院本体のみ)を想定。17年度中に完成させ、国立循環器病研究センターと同時期の18年度開院を予定している。
 このほか、吹田操車場跡地まちづくり関連事業に総額27億2204万円を確保した。内訳は、医療クラスター整備事業に2億6212万円、都市計画道路岸部中千里丘線の新設事業に6億7002万円など。また、正雀下水処理場を廃止し安威川流域下水道に編入するため、正雀処理区編入事業費として14億6854万円を計上している。
 UR千里山団地建て替えに併せて計画を進める千里山駅周辺整備事業には4億7316万円を充当。駅東側に駅前交通広場を整備し、駅西側は千里山跨線橋と吹田箕面線の改良工事を進める。都市計画道路千里山佐井寺線の電線共同溝工事には、債務負担行為(15〜16年度)として1億5632万円を設定した。