日本工業経済新聞社(群馬)
2015/02/25
【群馬】大泉町予算案
大泉町(村山俊明町長)は25日、2015年度当初予算案を公表した。普通建設事業費は、対前年度比90・6%増の31億724万1000円と大幅に躍進した。継続事業の北中学校校舎改築工事や3月定例議会で契約承認を控える大泉消防署城之内出張所改築工事の事業費が大きいが、新規で防災行政無線設置工事、いずみ総合公園整備工事、公共施設耐震化工事などを予定している。
一般会計は、自動車関連産業の好調な業績を受け、法人市民税の大幅増が見込まれ、総額148億6000万円と町最大規模となった。村山町長は「就任3年目を迎える新年度は、第5次総合計画後期基本計画がスタートする。諸課題に積極的に取り組む」と意気込んだ。
城之内出張所改築工事は12月補正予算で事業費の一部を確保。すでに改築工事の入札は終えており、新年度から本格的に工事を開始する。
3億4742万3000円を投入する防災行政無線設置工事は、新年度からの新規事業。2カ年かけて整備を行う。
同じく新規のいずみ総合公園整備工事は、同公園の未整備部分0・7haにグラウンドゴルフや野球の練習に使用する多目的広場を整備する。事業費5386万1000円には測量設計費と工事費が盛り込まれており、単年で完了させる。
公共施設耐震化工事は、公民館と西体育館が対象。2施設分の補強工事費と監理委託費を合算した1億5461万4000円を確保した。また、小学校整備事業でも2億1036万2000円を投じ、南小学校管理普通教室棟、北小学校北棟、西小学校(東)普通教室棟の3棟で耐震補強工事を行う。3棟と北中学校改築工事は新年度に完成し、同町の小中学校耐震化は完了する。
北児童館では学童保育児童数の増加に合わせ、2923万3000円を措置し、増築工事を予定。建設地は北小学校敷地内を見込み、施設規模はW造平屋建て・延べ床面積140u程度。
このほか、都市計画道路小舞木寄木戸線の整備に向けた測量調査費244万1000円を盛り込んだ。一般県道綿貫篠塚線から太田市境界までのL210mを対象に調査する。農業基盤整備促進事業の1700万円は、上小泉地区の農業用水路整備に充当する。3路線で合計L約1000mの側溝工を予定している。