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東金市は23日、新年度当初予算の概要を発表した。一般会計は対前年度当初比22・９％増の２１７億４０００万円で過去最大となった。特別会計８会計と企業会計（ガス事業）を加えた予算規模は同19・０％増の４１１億７０９６万円。一般会計の普通建設事業費は同１４５・４％増の24億７９７３万６０００円。
　主要事業では、継続事業で実施している東金中学校校舎新築工事に15億８６８０万円を、昨年12月補正予算で債務負担行為を設定した国営両総土地改良事業の負担金に11億５４２３万円を計上。また、認定こども園ユニバーサル雙葉学園の保育所部分及び幼稚園部分の増改築事業に補助金２億９８２万円を予算措置した。
　新規事業では、地籍調査事業、東金中学校太陽光発電事業、中央公民館耐震補強工事に係る設計業務委託などを予定。
　このうち地籍調査事業は、土地の基礎資料となる境界や地目などを明確にすることを目的に、市内調査区域87・５平方�qを30地区に分け31年間で実施する。全体事業費は約57億円を見込み、このうち市が約３億円を負担する。15年度は０・95平方�q、約３０００筆の実施を予定している。
　東金中学校の太陽光発電は、校舎の新築に併せて千葉県公共施設再生可能エネルギー等導入支援補助金を活用し、太陽光発電及び蓄電設備を設置する。
　中央公民館は１９７８年度の竣工で、建物規模はＲＣ造３階建て延べ１９６６・59�u。
　部別の主な新規事業は次の通り。
　【企画政策部】
　▽基本計画策定事業＝１２１万７０００円。東金市第３次総合計画の計画期間の最終５か年となる第４期基本計画を策定
　【総務部】
　▽固定資産台帳整備事業＝４０６万１０００円。固定資産台帳を整備するため、管理用及びソフトウエアを整備▽災害時避難計画策定業務委託＝３４０万８０００円。国が作成したガイドラインに基づき具体的な避難行動計画を策定
　【市民福祉部】
　▽認定こども園への施設整備事業補助金＝２億９８２万４０００円。千葉県「安心こども基金」を活用して認定こども園ユニバーサル雙葉学園の保育所部分及び幼稚園部分の増改築事業に補助金を交付▽鴇嶺小第３学童クラブ新設に伴う改修工事＝５２８万６０００円。児童福祉法の改正を受け、利用希望が多く想定される鴇嶺小学童クラブを増設して対応
　【建設経済部】
　▽農業生産施設の設置費補助金＝１７６１万９０００円。千葉県の補助事業と併せ、交流人口拡大向けた観光農業施設の設置に対し事業費の３分の１を補助▽「みのりの郷東金」の道の駅開設事業＝３２７７万７０００円。「みのりの郷東金」を道の駅として開設するため、案内標識板や監視カメラ等の保安施設、公衆電話機等を設置する▽国営両総土地改良事業負担金＝11億５８２５万４０００円。両総農業水利事業施設の改修が14年度に完了することを受け、用水改良費を負担する▽協同組合東金ショッピングセンター耐震改修補助金＝２６０８万９０００円。協同組合東金ショッピングセンターが国の「商店街まちづくり事業の補助金」を活用して行う、商業施設「サンピア」の耐震改修工事へ補助（総事業費２億５３５８万４０００円）▽地籍調査事業＝５４２７万１０００円
　【教育部】
　▽小学校（鴇嶺・城西・豊成小）タブレット機器導入事業・機械借上＝４７１万円。小学校にＩＣＴを活用した教育用タブレット機器を段階的に導入する。15年度は３校を対象に９月に導入する▽中学校（東・西中）タブレット機器導入事業・同＝１１４万２０００円。15年度は２校を対象に９月に導入する▽東金中学校太陽光発電設置工事＝４０２９万５０００円▽中央公民館耐震補強工事設計業務委託＝１０８１万１０００円。