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日本工業経済新聞社(群馬)
2015/02/20

【群馬】富岡市予算案

富岡市(岩井賢太郎市長)は20日、総額204億1450万円の新年度一般会計当初予算案を発表した。骨格予算だった前年度当初予算と6月補正予算を合算した額と比べ、9・5%増で過去最大。普通建設事業費は30億3291万8000円と前年度に比べ倍増した。新庁舎建設や富岡製糸場関連整備などの大型事業が主な要因となった。
新庁舎建設の工事費がついに盛り込まれた。3年総額約36億1400万円の継続費を設定。本年度に投じた設計費などを含めると総事業費は約40億円となる見込みだ。
3年計画のうち新年度分は約6億7400万円を見込む。
建設工事のほか、実施設計や電柱移設補償、設計監理などに充てる。設計の見直しにより、当初予算への工事費計上は間に合わないとみられたが、ことしに入り完成予想パースが公表されるなど、予想以上に早く設計が進んだ。RC造(一部S造)3階建て・約8400uの規模で、設計については、一級建築士事務所・隈研吾建築都市設計事務所(東京都港区)が手がけた。
入札は12月に行い、12月市議会または臨時議会で契約の承認を求めて着工。2017年7月の完成を目指す。
このほかに盛り込まれた建築関連予算は◇むつぎ幼稚園園舎増改築工事補助5913万円◇清掃センター1・2号炉耐火物など延命化補修工事1億3075万円◇勤労者会館耐震補強工事923万円◇富岡製糸場トイレ整備4210万円◇富岡製糸場西置繭所仮設解体5億4500万円◇富岡製糸場社宅保存整備1億3300万円◇もみじ平陸上競技場改修工事1億4111万円◇中学校武道場などの耐震化8453万円◇西小・富中・西中屋上防水工事3885万円◇中学校トイレ洋式化工事790万円◇消防団第1分団詰所建て替え4257万円−など。
土木関連では、市道6019号線整備に1億5100万円の予算が組まれた。また、市道下高尾白岩線ほか1路線改良舗装工事には4403万円を振り分けた。新たな工業団地整備に向けた調査費として500万円を配分。富岡製糸場南面の崩落対策工事3000万円などを盛り込んだ。
このほか◇一ノ宮小校庭整備2711万円◇里山・平地林整備2357万円◇橋梁長寿命化5190万円◇田篠市営住宅改修1944万円−などが盛り込まれた。