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建通新聞社
2015/02/20

【大阪】大阪市 地下鉄駅舎津波浸水対策に35億

大阪市交通局は2015年度、地下鉄駅舎などの津波浸水対策に約35億円を投入する。来年度当初予算案に24億円、14年度2月補正予算案に11億円を計上。肥後橋駅など16駅の地下トンネル出入り口部への止水扉取り付けや、換気口の改造を行う。高架駅では、橋脚の鋼板巻き立て部の更新などを予定している。
 同局では、南海トラフ巨大地震の津波により浸水の可能性が高いとされる駅舎全30駅(出入り口146カ所)や変電所施設について、14〜18年度の5カ年で浸水対策を行うこととしている。
 15年度は四つ橋線の西梅田駅、肥後橋駅、花園駅、岸里駅、北加賀屋駅、住之江公園駅、千日前線の桜川駅、野田阪神駅、阿波座駅、西長堀駅、中央線の阿波座駅、御堂筋線の梅田駅、新大阪駅、谷町線の東梅田駅、長堀鶴見緑地線の大正駅、西長堀駅の全16駅について設計、工事を進める。
 このうち北加賀屋駅、住之江公園駅、大正駅の3駅は最優先とし、本年度に設計に着手。現在、設計書がほぼまとまり、工事入札の手続きを進めている。いずれも3月中に開札する。