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建通新聞社四国
2015/02/20

【香川】ことでん 太田下町に新駅

 高松市は、ことでん琴平線の三条〜太田駅間での新駅整備と同線栗林公園〜太田駅間の複線化整備計画を示した基本構想案を公表した。新駅は、太田下町の既存線路と国道11号東バイパスが交差する位置に鉄骨造りの橋上駅として整備。複線化も含めた概算事業費は約16億円を想定。
 同案は、16日開いた2014年度第3回目となる高松市総合都市交通計画推進協議会で示され了承された。
 計画では、2014年度末までに新駅整備全体構想および新駅基本構想を取りまとめ、15年度末までには、駅建設スケジュールや必要な附帯施設を盛り込んだ整備基本計画を策定する。
 新駅は、鉄骨増の橋上駅で延長85b(4車両分に相当)の相対式プラットホーム。昇降設備は11人乗りエレベーター4基設置(北側2基、南側2基)。その他施設して、駅管理施設(事務所・休憩室)約20平方b。便所(男性・女性用と多目的トイレ)約30平方b。駐輪場は国道北側約400台、南側約300台分を整備。
 複線化については、全体構想では栗林公園〜仏生山駅区間を計画しているが、新駅の整備に併せ栗林公園〜太田駅区間(延長3・3`)の整備を優先する。
 事業費は、新駅整備に約7・2億円(内訳は昇降機設備含み建設費6・2億円、用地費など1億円)、複線化に8・8億円(用地は確保済みのため建設費のみ)で合計16億円。
 また、太田〜仏生山駅間についても新駅整備を行う。香川県が整備を進めている県道太田上町志度線と既存線路の交差する位置を想定している。既存の太田駅〜新駅間が約450bと短いため太田駅の取り扱いを検討するとともに、15年度には新駅整備のための地元協議や調査を実施。附帯施設検討なども進め年度末には整備基本構想を策定する。