建通新聞社
2015/02/19
【大阪】大阪府 吹田東・成城高など設計プロポ公示
大阪府住宅まちづくり部は、吹田東高校と成城高校の改築計画に伴う基本・実施設計(建築・設備一括)の公募型プロポーザル2件を公示した。ともに単体か、建築と設備の2者構成による設計JVと契約するもので、参加表明書を2月26〜27日に受け付ける。4月3日に委託先の選定結果を通知する。納期は2016年12月12日。
吹田東高校の想定事業費は33億9000万円。グラウンドに仮設校舎を設置した後、既存校舎を解体撤去し、新校舎を建設する。新校舎の規模に鉄筋コンクリート造4階建て延べ9818平方bを見込む。場所は吹田市青葉丘南16ノ1。
既存校舎が鉄骨造でアスベスト含有吹き付け材による耐火被覆を施しており、給排水管設備も劣化しているため、建て替えにより耐震化を図る。
15年度は設計と仮設校舎の設置を進め、下半期にも旧校舎棟の撤去工事に着手。早ければ16年度末〜17年度早々に新校舎の建築本体工事を発注する。18年度末までの完成を目指す。
成城高校の想定事業費は20億7000万円。新校舎の規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ4298平方bを見込む。既存校舎の軽量コンクリートと接合部の強度不足から補強が不可能と判断され、建て替える。場所は大阪市城東区諏訪3ノ11ノ4。
15年度は設計とアスベスト撤去を行い、16年度に旧校舎棟を撤去。同年度末にも新校舎の建築本体工事を発注し、18年度中の完成を目指す。
最優秀提案者については、プロポーザルの1次審査で実施体制評価点の高い上位3者を選定(3月6日結果通知)。その後、施設計画、環境配慮、維持管理などの提案を求め、2次審査で実施体制評価点と価格評価点も含めた総合評価点の最も高い1者を特定する。
また、2件とも建築CPD実績の評価対象案件となる。