日本工業経済新聞社(山梨)
2015/02/18
【山梨】甲府市新年度当初予算案 普通建設事業費3・3%増
甲府市は18日、新年度当初予算案を公表した。普通建設事業費は、前年度に比べ3・3%増の100億1965万1000円。学校関係の老朽化リニューアル事業には12億1055万円を計上している。
予算編成に関して樋口市長は「2月2日に就任して間もないため、私の基本的政策のうち短期的に対応可能なものについては当初予算に計上した。政策的な判断に時間を要するものは今後の補正予算で対応をする」と述べた。
学校老朽化リニューアル事業の内訳は、小学校に5億1285万9000円、中学校に3億5542万8000円、高等学校(甲府商業高校)に3億4226万3000円−などで、校舎および屋内運動場も含まれている。
小学校では新紺屋小、羽黒小、伊勢小の校舎と善誘館小の屋内運動場。中学校では、城南中と南中の校舎。また高等学校は甲府商業高校の校舎など。
樋口雄一市長が2月2日に就任して間もないことから、新規事業は少なめだが、甲府南口東側へ新駐輪場建設に1億8040万9000円、市営高成進入路整備工事に384万8000円、板敷渓谷遊歩道迂回路橋設置工事に119万円、遊亀公園付属動物園整備計画に1104万5000円、史跡武田氏館跡総合案内所の展示施設基本設計に565万8000円−を計上した。
このほか建設関係の継続事業では、▽自治会が行う蛍光灯からLED街灯に交換する事業に1億6000万円▽公共施設等総合管理計画策定事業に1124万7000円▽旧相生小跡地に計画する保健センター建設に2億2906万1000円▽ごみ処理施設建設事業に9億1326万円▽甲府駅周辺土地区画整理事業(建物移転補償と道路築造工など)に18億2330万8000円▽和戸町竜王線整備事業(用地補償および物件移転補償など)に5億5516万円▽北新団地建て替え事業(D棟建設工事費とB棟設計委託費)に6億789万6000円▽城南中学校校舎増築事業に2億9865万7000円▽旧相生小跡地多目的広場整備事業に5929万2000円−などの予算を盛っている。
新年度の一般会計当初予算は、721億5609万3000円。前年度当初と比べて、4億6485万3000円(0・65%)の増加となった。