静岡県議会2月定例会が13日開会し、川勝平太知事が2015年度当初予算案などについて提案説明。予算編成では、「”ふじのくに”づくりの総仕上げに向けた重点的な取組」と「将来を見据えた戦略的な行政運営」の2本柱を基本方針に掲げた。
建設事業の取り組み内容は、地震・津波対策アクションプログラム2013に基づく施策に486億円を計上し、「ふじのくに森の防潮堤」などを推進する。下田総合庁舎の移転では、庁舎建設の具体的な検討に必要な地質・測量調査を実施し、早い時期に整備方針を決定する。
茶の都づくりでは、「島田市お茶の郷」を県が取得し、茶の都の拠点として施設の再整備や運営の計画策定に着手する。
また、(仮称)富士山世界遺産センターの整備は、建築工事と展示物製作に着手する。
県立学校の施設整備では、老朽化した校舎の改修などを進めるため、清水西高校など7校の設計を行う。
建設から34年経過し、施設が老朽化している吉原林間学園については、医療的ケアの充実や居室環境の改善を進めるため改築することとし、施設の設計に着手する。
(2015/2/18)
建通新聞社 静岡支社