日刊建設工業新聞
2015/02/17
【鳥取】2月補正20億円は年度内に9割執行/県土整備部5所局長会議
国の2014年度補正に呼応した経済対策で、県土整備部は全体予算20億円の約9割を年度内に発注する。13日、県庁で開いた5所局長会議で今後の執行方針を確認した。
2月臨時県会で可決された同部関連の経済対策は20億円規模。主な事業別では道路橋りょう事業が10億2000万円、河川事業が1億8000万円、海岸事業が5250万円、砂防事業が2億3900万円、治山事業が2億7600万円、漁港事業が2億2100万円。
会議では県内の景気を下支えるため早期執行を確認し、年度末までに一部事業を除いて9割の発注目標を掲げた。
また、14年度の繰り越し事業は、開会中の2月県議会で今24日の先議議案採決後、順次執行に移す。発注件数は県下で180件程度(1−3月期)に上る見込み。
入札契約制度の改正案は、15年度の適用に向けて中身がほぼ固まった。建設工事の総合評価は若手配置に加点する案を取りやめ、「配置技術者工事成績」の特例を運用。現場代理人として2級技術者の工事成績点数は、1級取得後に活用できるよう緩和する。
このほか、土木工事の下請けは2次下請けまでと制限を加えた上で、県内業者活用を徹底する。
またコンサルタント関係では、15年度から「測量等業務」に表彰制度を創設する。14年度に完成した成果品を対象とし、測量4部門から優秀業務を選定して部長表彰する。