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日本工業経済新聞社(群馬)
2015/02/16

【群馬】学校施設改修費など計上 普通建設費4・2%増 新年度予算案

藤岡市(新井利明市長)は16日、総額268億9000万円の新年度一般会計当初予算案を公表した。普通建設事業費は45億3906万8000円で、前年度から4・2%伸びた。主な事業として、新学校給食センターの新築に約1億6300万円を計上。日野小や小野中、鬼石中といった老朽化が進む学校施設の大規模改修に重点配分した。新井市長は新年度予算を「元気で豊かな地方の創生に全力を挙げる堅実型の予算」と銘打った。
建築関連では、大型施設の新築・改修に総額15億円以上を配分した。本年度で学校施設の耐震補強が完了することから、新年度から老朽化が進む設備の大規模改修を本格化させる。日野小の改修に約2億1700万円、小野中に約2億9700万円、鬼石中に約3億3900万円を盛り込んだ。設備改修のほか大規模地震に備え、武道場のつり天井撤去も行う。このほか着工を迎える新学校給食センター建設(約1億6300万円)や鬼石地域複合施設建設(約5億1900万円)が注目される。
これ以外の建築関連の予算は◇公民館耐震診断委託約490万円◇高山社跡保存整備約5400万円◇公立藤岡総合病院発掘調査約3000万円◇多野藤岡農協本店建設補助2000万円◇体験学習館エアコン設備改修200万円◇本庁舎など電話設備更新約1400万円◇藤岡統合事務所解体約1500万円◇LED防犯灯約1400万円◇消防デジタル無線機購入約1400万円◇清掃センター長寿命化約9000万円◇多目的ホール屋上防水300万円−など。
土木関連では、高山社跡周辺整備に約1億4200万円を盛り込んだ。公園や観光案内所などを整備する計画。公園は約1万4000uを想定しており、高山社跡から三名川を挟んで対岸に整備する。駐車場整備やクワなどの植栽も行う予定だ。
道路整備では、道路維持に約2億9300万円、道路新設に約3億6200万円を配分。市道118号新設に2億円、市道111号改良に4100万円、市道110号改良に5200万円を盛り込んだ。
さらに北部環状線整備に約2億1500万円、都市再生整備計画点検委託費約380万円も計上する。
区画整理事業では、北藤岡区画整理に約3億6400万円を振り分けた。また本年度からの新規事業として、森南地区と堰下築の区画整理に、それぞれ約2300万円、約1700万円を盛り込んだ。
このほかの土木関連予算は、◇毛野国白石丘陵公園整備約2億3600万円◇浄化槽設置約5900万円◇根岸樋管撤去委託約1600万円◇桜山専用水道改修1000万円−などとなっている。