建通新聞社(岡山)
2015/02/16
【岡山】岡山県備中県民局 丁老池を全面改修 測量調査など着手へ
岡山県備中県民局井笠地域事務所は、農村地域防災減災事業地震対策ため池整備で丁老池(矢掛町江良)の改修を計画しており、2015年度に測量試験を外注する。16年度に着工、18年度の完了を予定している。
均一型・堤長98b、堤高11・2bの池を傾斜遮水ゾーン型(1万4073立方b)、波止ブロック(1355平方b)で改修する。改修後は、堤長98b、堤高11・7b、堤体積5万2000立方b、総貯水量6万5200立方bとなる。
樋管工は、斜樋管(ダクタイル径400_、延長18・8b)、スルースゲート(径150_×3、径400_×1)、底樋管(ダクタイル径700_、延長63.9b)。洪水吐工は、越流堰式(幅6・2b)、三方鉄筋コンクリート水路(延長51・8b)。総事業費は約1億7800万円。
同ため池は、堤体断面の変形や、下流法尻からの漏水があるほか、洪水吐や斜樋、底樋も老朽化しているため、地震時や大雨による被害が考えられることから改修し、堤体の安定とかんがい用水の確保を図る。