日本工業経済新聞社(群馬)
2015/02/13
【群馬】前橋市が平成27年度当初予算案を公表
前橋市(山本龍市長)は13日、新年度当初予算案を公表した。普通建設事業費は、218億1806万9000円で本年度当初予算から11億6064万8000円減(5・1%減)となった。建設事業では、富士見公民館の大規模改修事業費に2億7300万円を計上し、新年度から工事に着手するほか、前橋工科大学実験棟の改築に向けた実施設計費2000万円を配分している。新年度予算案に対して、山本市長は「一般会計総額は、前橋市政で最も大きな額となったが、未来に向かって一歩踏み出せる予算とした」と話した。
建築関連では、富士見公民館大規模改修工事に2億7300万円、元総社南小学校校舎の改築工事に1億1570万円、第一中学校校舎の改築工事に8020万円、南橘町第5団地(NC棟)の建設工事に1億4800万円、東消防署庁舎の建設工事に1億7816万5000円、中学校3校の体育館の改築工事に1億7063万3000円、大胡クリーンセンター保全工事に1億5600万円をそれぞれ計上。いずれも新年度から工事に着手する。
このうち、第一中学校の校舎改築工事は、新年度から3カ年で計画しており、総工事費として15億5300万円を試算している。
新年度に設計や調査を行うものでは、前橋工科大学実験棟の改築に向けた実施設計費に2000万円、下増田運動場のクラブハウス新設に関わる実施設計に1300万円、富士見総合グラウンドの改修基本計画の策定委託料に100万円、南橘公民館旧館の建て替えに関わる基本計画調査委託料50万円、永明公民館で建て替え用地の取得に向けた事業認定経費に93万7000円を充てた。六供清掃工場では、新年度予算420万円を計上し、延命化工事の発注仕様書を本年度に引き続き作成していく。
土木関連では、橋梁長寿命化修繕計画事業に3億4350万円を配分。新規事業として橋長2m以上15m未満の1055橋を対象に新年度から2カ年で点検、調査を実施するほか、設計を24橋で、工事を6橋で行う。
道路新設改良事業には24億3269万3000円を充当。新規事業では、市道18−031号線(清里南北幹線U期)へ770万円、市道00−196号線(木暮石井線U期)へ720万円をそれぞれ計上し、いずれも測量に着手する。
土地区画整理事業へは65億3260万6000円を配分し、施行中の地区10カ所と準備地区3カ所などで推進する。
特別会計をみると、新エネルギー発電事業特別会計で赤城大沼小水力発電事業に実施設計費2545万1000円、水道事業会計の建設改良費は、21億3295万1000円で本年度から1290万1000円減となったが、下水道事業会計の建設改良費は26億5056万1000円と本年度から3億8329万5000円増の予算となった。
なお、一般会計総額は、1431億9346万4000円と本年度に引き続き過去最高を更新した。