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建通新聞社
2015/02/10

【大阪】堺市 普通建設事業費564億で過去最高

堺市は、総額7148億円の2015年度当初予算案を発表した。一般会計は3712億円で前年度当初比2・2%減となったが、普通建設事業費は同比0・8%増の564億円で過去最高となった。本体工に着手する市民会館建て替え事業には、31億5000万円(別途債務負担110億5100万円)を投入。6月末までに既設解体工を完了し、実施設計を8月末までにまとめ工事発注に備える。
 橋梁耐震化には25億4400万円(他に14年度補正に2億5000万円、別途債務負担2億8100万円)を充て、大浜高架橋や吾妻橋、津久野大橋、金岡跨線橋の4橋(工事発注件数では5橋)の耐震対策工事のほか、7橋を対象に耐震対策設計を行う。学校施設耐震化は、非構造部材耐震化に10億5154万円を計上、66校の耐震対策を進め、15年度末までに全校での対策を完了する。
 耐震化関連では、他に保育所耐震化に12億8159万円(別途債務負担2億3600万円)、水道施設耐震化に76億2761万円(同69億0100万円)、下水道総合地震対策事業に13億8810万円を計上している。また、住宅・建築物耐震・防火等改修促進事業では6億7254万円を充て、耐震改修補助の上限額拡大などに取り組む。
 このほかの主な事業を見ると、新湊地区密集住宅市街地整備事業に4億9657万円、百舌鳥古墳群ガイダンス施設等整備事業に7億2423万円(別途債務負担4700万円、14年度補正1770万円)、世界文化遺産登録に伴う百舌鳥駅周辺整備事業に2億5982万円(別途債務負担1億6700万円、14年度補正2億1620万円)を盛り込む。
 新規事業では、児童発達支援センター整備事業に4154万円(別途債務負担2億2100万円)、小学校普通教室への空調整備事業に5508万円、中学校給食事業に9億3241万円などを計上している。