日本工業経済新聞社(群馬)
2015/02/06
【群馬】沼田市が利根東小の建て替えで新年度実施設計
沼田市は、旧利根町地内にある3小学校を追貝地内にある利根東小学校へ統合する。統合にあたっては、老朽化した校舎の建て替えを計画しており、本年度は、設計を福島建築設計事務所(前橋市)に委託。新年度は、実施設計の作成を予定している。新校舎は、現有施設と同規模の1800u程度となる見通し。学校の統合は2016年度を予定しており、着工も設計が順調に進んだ場合、同年度からとなりそうだ。新校舎は現地での建て替えを予定しており、詳細な規模については、基本設計の中で詰めていく。
統合するのは◇追貝地内の利根東小学校◇平川地内の平川小学校◇大原地内の利根西小学校−の計3校。旧利根町地内にはこのほか、多那小学校があるが、遠距離通学となることや、小中学校が隣接されていることなどから統合しない。
新施設については、現在の校舎(RC造3階建て、延べ床面積1839u)で、老朽化が進み十分な耐震性が確保されていないことから、統合とともに建て替えが計画された。3校の統合となるが、児童数が減少しているため、現有施設と同等の1800u程度を見込んでいる。これから、保護者などの意見を集約しながら内容を具体化させる。
統合は、3校の生徒数が減少していることから計画。利根東小学校が3校の中間地点に位置することや、利根中学校に近く小中学校で連携した教育がしやすいことなどから同校への統合が決まった。本年度は、10月に有識者や各小学校の保護者らによる審議会を立ち上げており、これまで検討を進めてきた。
統合後に残る平川小学校の校舎(RC造3階建て、延べ床面積1968u)と利根西小学校の校舎(RC造3階建て、延べ床面積1826u)の利活用については、地域の中心地にあることや災害時の避難場所として指定されていることから、これから利活用の方向を検討していく。