日本工業経済新聞社(山梨)
2015/02/04
【山梨】国交省補正で中部横断道に6・3億
国土交通省は、3日に成立した2014年度補正予算の配分をまとめた。配分対象事業費は4459億円。山梨県は、直轄国道13億8100万円、補助国道(西関東連絡道路)5億円、直轄河川5億500万円、直轄砂防5億9000万円など。直轄国道では中部横断自動車道に6億3400万円など。補助の防災・安全交付金は18億7800万円。
直轄国道は、県内分として合計13億8100万円。ゼロ国債は11億5700万円で、中部横断自動車道に8億3400万円、国道138号山中湖自転車歩行者道整備に1億9800万円など。
維持管理では、防災・震災対策として国道20号初鹿野地区の落石防護柵設置などを計画した。
直轄河川は、山梨県分として、ゼロ国債を合わせて5億500万円を配分。そのうち4億8400万円がゼロ国債で、富士川河川維持修繕に3億2900万円、富士川総合水系環境整備事業に1億5000万円(富士川町)。
直轄砂防は全てゼロ国債で、6カ所に合計5億9000万円。早川の砂防堰堤工を推進する。
◇
山梨県の配分箇所は次のとおり(カッコ内は場所)。
【直轄国道】
◆国道20号防災・震災対策(上野原市〜北杜市)=1億2900万円
◆国道52号防災・震災対策(南部町〜甲府市)=3000万円
◆国道139号防災・震災対策(富士河口湖町〜大月市)=1000万円
◆国道52号老朽化対策(南部町〜甲府市)=5500万円
【直轄国道(ゼロ国債)】
◆中部横断自動車道(富沢〜六郷)(南部町〜市川三郷町)=6億3400万円
◆国道138号山中湖自転車歩行車道整備交差点改良など(山中湖村)=1億9800万円
◆国道20号老朽化対策(上野原市〜北杜市)=8500万円
◆国道52号老朽化対策(南部町〜甲府市)=1億4000万円
◆国道139号老朽化対策(富士河口湖町〜大月市)=1億円
【補助国道(ゼロ国債)】
◆国道140号甲府山梨道路U期・西関東連絡道路(山梨市)=5億円
【直轄河川】
◆富士川河川維持修繕(韮崎市〜河口)=2100万円
【直轄河川(ゼロ国債)】
◆富士川一般河川改修(富士川町、静岡県富士市)=500万円
◆富士川河川維持修繕(韮崎市〜河口)=3億2900万円
◆富士川総合水系環境整備事業(富士川町)=1億5000万円
【直轄砂防(ゼロ国債)】
◆早川白河内川・白河内第三砂防堰堤工(早川町奈良田)=8000万円
◆早川荒川・荒川上流砂防堰堤工(南アルプス市芦安芦倉・早川町奈良田)=1億円
◆早川広河内川・広河内第五砂防堰堤工(早川町奈良田)=1億円
◆早川野呂川・広河原砂防堰堤改築工(南アルプス市芦安芦倉)=1億円
◆早川稲又谷・稲又砂防堰堤改築工(早川町雨畑)=1億1000万円
◆早川春木川・春木川上流砂防堰堤改築工(早川町赤沢)=1億円