沼津市は1月28日、新中間処理施設基本計画策定に向け、第4回目の同処理施設基本計画検討委員会を開催した。
今回は、工事発注等に関して従来の公設公営手法とPFI手法の違いを説明し、民間事業者のノウハウや資金を活用するPFI的手法(原則PFI手法に含まれないDBO方式を含めるための表現)の導入について検討した。PFI的手法で実施した場合の事業方式の比較などを説明し、次回委員会までに民間事業者の課題などを把握するための意向調査(対象・プラントメーカー)を実施することとした。
同事業で整備を予定している施設は、焼却施設、リサイクル施設、余熱利用施設(温水プール)があり、今回はごみ処理を行う施設である、焼却施設とリサイクル施設を検討対象とした。2施設の整備については、リサイクル施設が既存施設の解体を伴うことから、同時期の施工ができないため、焼却施設の着工からリサイクル施設の完成まで最短で8年を要することとなり、2施設を一括か分離発注かも検討することとした。建設スケジュールは、焼却施設が2017年設計、18〜20年建設、リサイクル施設が21年設計、21〜22年清掃プラント解体、23〜24年建設が見込まれている。
PFI導入に関する事業方式としては、適用可能と考えられるDBO、BTO、BOT、BOOの4方式を取り上げ、比較内容を説明した。
新施設の供用開始は、2020年度を目標としている。
計画地は、旧沼津市衛生プラントの跡地と沼津市清掃プラントがある上香貫地区。
(2015/2/4)
建通新聞社 静岡支社