建通新聞社(神奈川)
2015/02/03
【神奈川】神奈川県都市計画審議会 約83fの市街化区域編入を承認
神奈川県都市計画審議会(会長・黒川洸東京工業大学名誉教授)は2日の審議会で、伊勢原市東部第二地区など5地区の都市計画変更を審議し、可決・承認した。約83fが2014年度末にも市街化区域に編入される見通し。このうちの3地区では新たな組合施行による区画整理事業が計画されており、「組合設立の見通しが立った」としている。
5地区は現在、特定保留区域に位置付けられている。区画整理計画などによる市街地整備の見通しが明らかになったことから市街化区域に編入し、産業系用地などへの転換を図る。
5地区は次の通り。
▽伊勢原都市計画区域区分の変更(仮称・伊勢原市東部第二土地区画整理事業地)=横浜伊勢原線沿道地区の37・6fが対象。地区内に(仮称)伊勢原市東部第二土地区画整理事業(約22f)が予定されている
▽大井都市計画区域区分の変更(金子吉原地区土地区画整理事業地)=大井町役場の北側付近で、JR御殿場線の西側の約15・6fが対象。金子吉原地区土地区画整理事業(約13・9f)が予定されている
▽茅ケ崎都市計画区域区分の変更(萩園字上ノ前地区土地区画整理事業地)=萩園字上ノ前地区約8・3fが対象。土地区画整理が予定されている。
▽海老名都市計画区域区分の変更(本郷門沢橋地区)=海老名市本郷五反田、門沢橋1、6丁目ほかの約15・1fが対象。物流総合効率化法の指定により、すで地域の8割でに物流施設の立地が進んでいる
▽藤沢都市計画区域区分の変更(新産業の森の一部)=「新産業の森構想」の「葛原地区」で、新たに6・4fを市街化区域へ編入する。オオタカの生息に考慮した土地利用計画を定める