建通新聞社四国
2015/02/03
【徳島】美馬市 パルシーを複合施設に改修
美馬市は、脇町にあるショッピングセンターパルシーの一部を改修し、ホールや市民サービスセンターなどを備えた複合施設に改修する計画を打ち出しており、2015年度に基本・実施設計を委託し、16年度に工事を発注する予定でいる。
現施設の規模は鉄筋コンクリート造地下1階地上2階建て延べ約2万4000平方bで、敷地面積は約1万3000平方b。地下部分は駐車場。市はこのうち、専門店などが入る延べ床面積約1万平方b(駐車場部分も含む)、敷地面積6000平方bについて、所有者の脇町ショッピングセンター協同組合から14年12月に2億2000万円で購入した。残りの部分は「キョーエイ脇町パルシー店」が引き続き営業する。
市が掲げる改修案としては、吹き抜け部分を活用したホール(400〜500席)を整備するほか市民サービスセンター(総合窓口)の設置や、老朽化が進み耐震化が必要な老人福祉センター(脇町高校の西隣)の機能移転などを構想している。
市は1月21日、大学教授を長とする検討委員会を立ち上げ、構想などを説明する会合を開いた。2月と3月にも1回ずつ委員会を開催し、ホールの使用目的をはじめ現在のニーズに合ったコミュニティー機能を充実させるためには何が必要かなどを話し合う。
委員会の意見を反映して基本設計〜実施設計を15年度にまとめる。早ければ16年度末にも供用を開始する予定だ。