建通新聞社四国
2015/01/30
【徳島】鳴門市 4消防詰所の診断完了へ
鳴門市は、消防本部の消防署分署・分団詰所の耐震化で2014年度に実施している「大麻分署・板東連絡所」「板東分団詰所」「川東分団詰所」「堂浦分団詰所」の各耐震診断調査の結果を近くまとめる。現状では、堂浦分団詰所は耐震基準を満たしていることから、それ以外の施設の耐震対策を15年度以降に施していく考えだ。
このうち大麻分署・板東連絡所と坂東分団詰所は施設が近隣にあることもあり、むこう1年かけて一体的に今後の在り方を検討し、方向性を決めて耐震化を図る考え。一方、川東分団詰所は順調なら15年度に耐震化に向けて設計に着手することにしている。
大麻分署は1968年度に建築された施設で、規模は併設する板東連絡所と合わせて鉄筋コンクリート造一部ブロック造2階建て延べ319平方b。診断業務は川建設計鳴門支店(鳴門市)が担当。所在地は大麻町坂東字宝蔵65。
板東分団詰所は72年度に整備された施設で、規模は鉄骨(外壁補強コンクリートブロック)造2階建て108平方b。診断業務は朝日設計徳島事務所(鳴門市)が担当。所在地は大麻町板東字牛の宮東84ノ1。
川東分団詰所は73年度に整備された施設で、規模は鉄骨一部コンクリートブロック造2階建て延べ84平方b。診断業務は泉設計室(鳴門市)が担当。所在地は撫養町林崎字南殿町28ノ1。
市は分団詰所について、全46カ所のうち、旧耐震基準(81年度以前)で建てられた31カ所について、順次耐震診断を実施し、必要なら改築などの整備を進めている。具体的には市内8地区の中で古い施設から順に、また、ブロック造の建物を優先的に耐震化することにしており、すでに「堀江南」と「桧」の各分団詰所については改築設計を進めている。順調なら18年度前後を目標年次とし、年次計画的に事業推進を図ることにしている。