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建通新聞社
2015/01/28

【大阪】耐震診断義務化建築物大阪市内に約220棟

「建築物の耐震改修の促進に関する法律(耐促法)」の一部改正に伴い、耐震診断結果の公表を義務付けられる民間建築物は、大阪市内に約220棟あることが分かった。診断済みはわずか約30棟。今後、残る約190棟について耐震診断が必要となる。このため大阪市では来年度も耐震診断費補助を継続。2015年度からは改修設計・改修工事費の補助制度も創設し、民間建築物の耐震化を後押しする方針だ。
 耐促法の改正では学校や病院、ホテルなど不特定多数が利用する建築物を対象に、耐震診断(実施・結果報告・公表)を義務化。建物所有者は15年末までに耐震診断を終え、所管行政庁に結果を報告しなければならない。診断結果は所管行政庁が公表することになる。
 改正法の対象施設は▽病院、店舗、旅館など=3階建て延べ5000平方b以上▽体育館=平屋5000平方b以上▽老人ホームなど=2階建て延べ5000平方b以上▽幼稚園、保育所=2階建て延べ1500平方b▽小学校、中学校など=2階建て延べ3000平方b以上▽危険物貯蔵所など=平屋5000平方b以上−となる。
 市は13年11月の改正耐促法施行後、1年かけ、義務化対象となる建築物約220棟を洗い出し、現地調査を進めてきた。
 現地調査では約30棟が耐震診断済みと判明。未診断の約190棟のうち、約20棟が用途的に市の補助制度の対象となるが、このうち補助要件を満たす建築物として5棟を確認した。
 都市整備局では来年度当初予算編成に5棟分の補助事業費(耐震診断)2179万円を盛り込む考え。耐震診断費の補助限度額は、学校・幼稚園、福祉施設、病院・診療所が650万円、危険物の貯蔵庫が325万円。耐震診断費補助は15年度で終了となる。
 新規創設する耐震改修設計費・改修工事費補助の限度額は、設計費が700万円、工事費が1億円。15年度は設計3棟、工事1棟の実施意向を確認済みで、6524万円(設計1524万円、工事5000万円)の補助を見込む。
 また、診断結果の公表については、対象となる約220棟全ての結果が出そろった後、市のホームページで公表するという。公表内容は、▽建築物の名称▽場所▽用途▽耐震診断の方法▽評価結果▽改修などの予定(内容、実施時期)−など。