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日本工業経済新聞社(茨城)
2015/01/28

【茨城】県公園街路課 (仮)下塙跨道橋、16年度以降に着工へ

 県土木部公園街路課は、都市計画道路「宮中佐田線」街路改良の一環として計画される(仮)下塙跨道橋の建設に向け、いであ梶i東京都世田谷区)で詳細設計を進めている。先行する猫帰橋(鹿嶋市宮中)の建設に一定のめどがつき次第、2016年度以降に着工する予定だ。
 宮中佐田線の街路改良は、国道51号と国道124号を結ぶ都市計画道路として、1992年度より事業着手。事業認可区間は延長1412m、幅員22mの4車線。総事業費98億円のうち、13年度末までに57億1500万円を投じた。
 南下する形で整備を進め、2001年度には鹿嶋市道0101号線である神野押合線までの延長467mを供用。その後、猫帰橋の建設を進めている。
 猫帰橋の南側に計画される(仮)下塙跨道橋は、橋長142・5m、幅員22m。上部工形式がPC7径間連結プレテンションT桁、下部工形式が逆T式橋台と張出式橋脚、基礎工形式が場所打ち杭。昨年末までに暫定2車線(幅員11・5m)の上部工が完成した。
 今後は、4車線化に向けた拡幅(幅員10・6m、うち車道7m)を計画。そのための詳細設計を、昨年11月11日に「いであ」へ委託した。この設計は年度末をめどに策定が進められている。
 その後の工事発注だが、猫帰橋の建設が優先されることから、一段落した後の16年度以降が見込まれる。ただ財源となる社会資本整備総合交付金の復興枠が15年度までとなることから、以降の財源確保は不透明。国の経済対策や補正対応が期待される。