日本工業経済新聞社(群馬)
2015/01/27
【群馬】宮郷2期、明和西造成に着手へ
県企業局団地課は、新年度も継続して伊勢崎宮郷工業団地第1期と多田山南産業団地の造成を進め、今秋の完成を目指す。また、2016年度中の分譲開始を目指して、新たに明和工業団地(西)地区と伊勢崎宮郷工業団地第2期の造成工事にとりかかりたい考え。県内では、東毛広域幹線道路をはじめとする主要幹線道路整備が進み、県外からの企業進出も増えている。受け皿を整備することで、さらなる企業誘致を図る。
伊勢崎宮郷工業団地は、伊勢崎市西部の東上之宮町などで整備が進んでいる。東毛広域幹線道路と一般県道駒形柴町線に隣接し、県央地域の産業拠点として期待される。全体で58haを造成し、A〜Fの6区画に分けている。本年度から第1期工事として、A・B区画を含む32・7ha(分譲面積27・1ha)の造成工事に着手している。6分割で工事発注しており、今秋までの工事完了を目指す。その後、確定測量や各種手続きを経て、引き渡しを予定。すでに予約分譲を開始している。
新年度は、2期工事として残るC〜F区画を含む25・3ha(分譲面積20・1ha)の造成に着手したい考えで、16年度中の分譲開始を目指す。団地内北側にあたる区画となり、公園も2カ所整備する。造成設計はプロファ設計(伊勢崎市)が手掛けている。
明和工業団地(西)地区は、既存の明和工業団地や千代田工業団地に隣接する明和町大輪の約5・2ha(分譲面積4・4ha)に造成する。昨年6月に事業化され、8月29日に市街化区域編入が告示された。市街化区域編入に伴い、用途地域は無指定から工業専用地域となった。建ぺい率は50%で容積率は200%。新年度から造成工事に着手し、工期は約1年を見込んでいる。造成した土地は明和町に引き渡す。造成設計はアイ・ディー・エー(高崎市)が担当している。
多田山南産業団地は、伊勢崎市赤堀今井町と前橋市東大室町にまたがって立地している。本年度に発注し、現在進めている工事が最後で、新たな工事発注はない。今秋の完成を目指す。