日本工業経済新聞社(埼玉)
2015/01/26
【埼玉】所沢市が15〜18年度の総合計画策定進める
所沢市は3月定例議会へ上程する2015年度当初予算編成作業を進めており、並行して15〜18年度を期間とする総合計画実施計画書の策定作業を進めている。実施計画書は3月下旬までにまとめる。策定にあたって要領を定めている。
優先する事業選択の視点は▽後期基本計画に掲げる総合的に取り組む重点課題の課題解決への貢献度が高いか▽総合計画のまちづくりの目標に位置付けられた施策実現のための貢献度が高いか▽早急に実施すべき緊急度が高いか▽防災やエネルギー対策などへの効果が高いか――など11項目を掲げている。
今後の財政予測で、歳入はほぼ横ばいと見込む一方、歳出は扶助費などの社会保障費増加など厳しい財政状況が続くと見ている。そこで、最優先に取り組むべき事業をAランク、着実に進めるべき既存事業および最優先事業以外の新規事業はBランク、15年度は実施を見送るべき新規事業をCランクとして分類。既存事業は事務事業評価などにより検討し業務の縮小、統合、休止、廃止なども視野に入れ見直す。新規事業については財源確保に努める。
Aランク事業は優先的に予算を配分。Bランク事業のうち、既存事業は財源に見合う予算を配分、新規事業は予算は要求できるが財源の範囲内で、いずれも財政課で査定を行う。Cランク事業は予算措置しない。