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日本工業経済新聞社(群馬)
2015/01/16

【群馬】県前橋土木が三夜沢で県道改良工発注を計画


県前橋土木事務所は、現在管内で進めている4カ所の交差点改良事業のうち、国道353号三夜沢交差点の県道部分をメーンに道路改良工を年度末に発注する。これから積算業務に取りかかり、予算内に収まる工事量を決めていく。新年度は予算状況にもよるが、国道と県道の舗装といった仕上げ工事を発注し、事業完了を目指している。このほか、小坂子交差点では新年度中の事業完了を目指した舗装工の発注、小暮交差点の用地買収を促進する。小相木交差点では引き続き、地元との調整に取り組んでいく。
三夜沢交差点は、前橋市三夜沢町の国道353号と主要地方道大胡赤城線との交差点。交差点から各4方向L約100mをW11〜12mまで拡幅し、右折レーンW3mを新設して交差点環境を改善する。本年度は、先月24日に初弾となる盛り土工が発注され、今月7日には国道353号メーンの道路改良工が開札された。さらに、本年度末には県道メーンの道路改良工を発注する考えで、これから県道工事区間の積算を行い、残っている予算額を勘案しながら工事量を決める。このため、県道部分がすべて発注できるかは流動的。予定では、基層までの改良工、側溝工、境界ブロック工などの道路改良工事を見込む。新年度は、事業完了を目指して国道と県道の舗装工事や交通安全施設などに取り組む予定だ。
この交差点は見通しが悪いため、交差点を東西に走る国道L300m、南北に通る県道L200mを対象に、線形改良や拡幅を実施することとなった。
小暮交差点改良計画では、本年度から開始した用地買収や用地交渉に新年度も引き続き取り組み、2016年度の一部着工を見据えている。現道を大幅に拡幅するため、事業に伴う家屋移転も十数件あると見込まれる。新年度は用地買収を重点的に進め、翌16年度は移転状況や用地取得状況により着工できるかを判断していく。
計画は、前橋市富士見町小暮を南北に通る主要地方道前橋赤城線と東西に通る主要地方道渋川大胡線との小暮交差点を、広く見通しの良い交差点へと改善する。改良後は、現在の交差点が少し南にずれ、現在よりも交差点への進入角度が改善される。交差点から各4方向L約100mを事業範囲とし、W17m(車道W3m×2、右折レーンW3m、路肩W50p×2、歩道W3・5m×2)の道路へ再整備する。両側の歩道下には電線共同溝を敷設し、この交差点の名物『一之鳥居』が映える景観に配慮した交差点とする。鳥居は現状維持で、柱部分では歩道を柱外側へ沿わせる。
小坂子交差点は、前橋市小坂子の主要地方道渋川大胡線と一般県道四ツ塚原之郷前橋線との交差点。新年度は残る舗装工区間などを発注し、事業完了となるよう努める。
小相木交差点は、前橋市小相木町で主要地方道前橋長瀞線と市道00−131号線(南部環状線)との交差点。計画は、交差点北側の県道へ右折レーンを新設し、県道から市道への右折車両による渋滞緩和を図ろうと計画。新年度も用地交渉に取り組む。