建通新聞社(神奈川)
2015/01/14
【神奈川】神奈川県住宅営繕事務所 相原高校移転先・旧職業能力開発総合大学校 除却設計を2月から 延べ4・5万u
神奈川県教育局は、県立相原高校の移転先となる旧職業能力開発総合大学校の除却設計を2月早々に開始し、3月末までに作成する。順調なら2015年度に解体・除去工事を実施する見通し。現地には延べ約4万5000平方bの既存建物がある。
解体するのは旧職業能力開発総合大学校の建築物、周辺工作物(プール、駐車場、樹木、舗装、擁壁、側溝、升類、配管類他)など。主要なもので17棟があり、平屋〜6階建て。合計延べ面積は4万5203平方b。
14年度中に除却工事実施設計と積算を行う。実施設計では建物概要とアスベスト含有建材の部位の確認した上で、解体方法などを盛り込む。
旧大学の場所は相模原市緑区橋本台緑区橋本台4ノ1ノ1。12年度末に東京校(小平市)に集約され閉校している。その跡地は橋本駅から約1・5`の距離に位置し、全体広さは約25fに及ぶ。
県はこの一部の敷地約10万9800平方b(準工業地域、建ぺい率60%、容積率200%)に相原高校を移転新築する計画。現在の相原高校の敷地には、リニア中央新幹線の神奈川県内駅設置が計画されている。
15年度は移転先の解体工事のほか、新校の実施設計を行い、16〜17年度で新校を建設。18年度に移転する計画だ。新校の調査設計は多摩設計(川崎市)が担当。