建通新聞社四国
2015/01/13
【愛媛】伊予市 農業集落排水施設を長寿命化
伊予市は、大平地区・犬寄地区・佐礼谷地区の各農業集落排水施設を長寿命化するため、2015年度に愛媛県土地改良事業団体連合会(松山市)で長寿命化計画策定に着手する。
大平地区と犬寄地区については農業集落排水施設機能診断を県土連で進めており2月末で完了する。マンホール内の劣化状況、管渠の状況、各処理場の機械設備の劣化状況と躯体構造物のコンクリート劣化などを調査している。これらの結果を踏まえて15年度に計画策定するとともに、佐礼谷地区の機能診断と計画策定を合わせて進める方針。
処理施設の概要は、大平地区が1997年供用開始、オキシデーションディッチ方式で日量980・1立方bを処理。犬寄地区は98年供用開始で沈殿分離および接触ばっ気を組み合わせた方式で日量33立方b。佐礼谷地区は2000年供用開始で連続流入間欠ばっ気方式+鉄溶液注入装置で日量161・7立方bを処理している。
市下水道課は「公共下水道の雨水施設長寿命化を優先して進め、めどが立った後に順次農集排施設の改修工事に着手したい」とする。