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建通新聞社
2015/01/08

【大阪】動物愛護管理C本体工15年度に 府住まち

大阪府住宅まちづくり部は、動物愛護管理センター(仮称)の建設に向け、実施設計を11月までに終え、引き続き本体工事を発注する計画だ。想定工事費は約14億円。2015年度当初予算に一部費用の計上を見込む。
 同センターは、府下にある動物関連施設の老朽化と狭あい化を解消するため、食とみどり技術センター構内の敷地約1万8000平方bに、新たな拠点施設として整備。現在、大建設計(大阪市西区)で基本・実施設計を進めている。
 計画では、食とみどり技術センターの農地部を建設地に充て、東側の農地約8000平方b(計画地T)に施設学習型施設と屋外施設、西側の農地約1万平方b(計画地U)に自然活用型施設を整備する。
 施設学習型施設の延べ床面積は約2500平方b。導入機能は愛護啓発・事務管理部門約600平方b、動物愛護収容・措置部門約1540平方bなど。屋外施設約3900平方bには来庁者駐車場、多目的広場、収容犬運動場を設ける。
 自然活用型施設の中には、ドッグランや散策路を整備する。
 建設地は羽曳野市尺度1102他。
 府では、08年度に動物愛護管理推進計画を策定。人と動物のより良い関係づくりを進め、共に健康で安全に暮らせる社会の実現を目指している。目標年次は17年度。動物愛護管理センターの整備はハード面の中核的事業となる。
 当初、14年度中の工事発注を予定していたが、設計作業に想定以上の時間を要しており、来年度に発注時期がずれ込む。
 既存の犬管理指導所(大阪市東成区中道1ノ3ノ62)は新施設に集約した上で廃止・撤去する。