日本工業経済新聞社(群馬)
2015/01/07
【群馬】県桐生土木が大間々世良田BP道路改築工事4件指名へ
県桐生土木事務所は、みどり市笠懸町久宮などで進めている主要地方道大間々世良田線バイパス笠懸薮塚工区の整備事業で、L900m区間の雨水管渠新設工事を3件ほどに分割し、まもなく指名通知する。同工区は、今回の工事により昨年秋に発注した跨線橋の橋台工事に続き、道路部での着工となる。同事務所が本年度精力的に進めている用地買収も9割程度にまで達しており、2017年度完成を目指し、新年度も工事を進捗させる。
今回工事を発注する箇所は、区間の南にあるセーブオン笠懸久宮店付近となりそう。太田市境から北方向のL900m区間で雨水管渠を新設する工事3件を近日中に指名通知する。新年度は、路床や下層路盤の工事へ移る。
大間々世良田線バイパス笠懸薮塚工区は、みどり市と太田市にまたがるエリアに全長3400m、幅員22・75mの4車線道路を新設する事業。
大間々地域から笠懸地域を抜け、北関東自動車道太田薮塚インターチェンジへと通ずる現在の大間々世良田線は、朝夕を中心に著しい渋滞を招いているため、現道の西にバイパス道路を整備し、高速道路とのアクセス性向上を図る。
同工区の南端は、太田市大原町の主要地方道桐生伊勢崎線と一般県道大原境三ツ木線が交わる大原上西交差点で、北端はみどり市笠懸町鹿の国道50号杉菜原(西)交差点やや北で市道と接続させる。
同事務所は、みどり市内のL2940m区間を担当し、この区間の主な構造物には、JR両毛線に架ける橋長32mの跨線橋がある。太田市側のL460mは県太田土木事務所が担当する。
跨線橋の橋台工2基は、昨年11月に発注され施工中。橋台は2基とも逆T式の直接基礎で、上部工は1径間の単純ポストテンション床版橋。構造物ではないが、バイパスのルート上には調整池が複数あるため、これから代替施設の整備を予定している。
笠懸町鹿では、国土交通省高崎河川国道事務所が国道50号前橋笠懸道路の整備を予定しており、用地取得を進めている。笠懸薮塚工区の北端部がこの前橋笠懸道路と接続することになっている。