建通新聞社
2015/01/07
【大阪】豆市トンネル、平城宮跡展示館をWTOで
国土交通省近畿地方整備局は、「平城宮跡歴史公園平城宮跡展示館建築工事」や「十津川道路豆市トンネル工事」を盛り込む、2014年度第4四半期と15年度初頭の工事発注見通しを1月7日に公表する。14年度分は32件で全て分任官工事。15年度初頭分は315件で、WTO対象18件、本官工事(3億〜6億円)10件、分任官工事287件の内訳となる。
WTO対象の工種別内訳は、一般土木9件、鋼橋上部7件、しゅんせつ1件、建築1件。
一般土木のうち、福井県内の大野油坂道路荒島第1トンネル工事(延長2562b)は50億円以上の発注規模で、工期は約46カ月。奈良県内の十津川道路豆市トンネル工事(延長1432b)と、大和御所道路新田東佐味トンネル南工区(延長530b)は30億〜50億円の発注規模となる。
このほかの一般土木では、▽日高豊岡南道路氷上トンネル工事(15億〜30億円)▽八鹿日高道路青山トンネル工事(6億〜15億円)▽熊野地区管理用道路整備(〃)▽熊野地区流路工他工事(〃)▽大和御所道路朝町トンネル工事(〃)▽永平寺大野道路轟東地区切り土工事(〃)−を計画。
平城宮跡展示館建築は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ約6800平方bの施設を約25カ月で整備する。発注規模は15億〜30億円を見込む。
14年度分と15年度初頭分を合わせた、WTO対象外の事務所別内訳(大阪府域)は、維持作業を中心に淀川河川23件、大和川河川8件、大阪国道14件、猪名川河川2件。
浪速国道は31件で、このうち一般土木は第二阪和国道・和歌山岬道路の改良工事を中心に20件を盛り込んでいる。