日本工業経済新聞社(茨城)
2015/01/07
【茨城】県竜ケ崎工事事務所 新利根川河川改修で河道整備推進
県竜ケ崎工事事務所河川整備課は、一級河川新利根川河川改修事業で計画している4つの調節池のうち、1池から2池までの河道整備工事を大竹重機建設梶i利根町)と轄笆{組(利根町)で進めており、来年度も河道整備を進めたい考え。また本年度内には、未整備となっている3池と4池の整備計画を検討する。
同河川整備は、1981年から霞ヶ浦河口〜万才橋(県道美浦栄線、河内町砂場)下流まで延長23qを中小河川改修事業で着手。93年から利根町の市街化に対処するため調整池4カ所を位置づけし、95年度から治水緑地事業に着手(現在は河道部の広域河川改修事業と統合)。
昨年度末までに河道改修延長23qについて、流下能力の70〜80%を確保したほか、03年度に調整池1池の整備を完了したほか、昨年度に調整池2池の暫定整備した。
現在は暫定整備を行った2池の整備効果を発揮するために、2池までの河道改修を進めている。上流側の延長96mを坂本組、下流側の97mを大竹重機建設がそれぞれ担当し、いずれも年度内に完了する予定。
また今後、3池・4池を整備するにあたり、流域における浸水状況を考慮した上で、費用対効果を見ながら、流域の開発状況に応じた整備の手法を検討していく。今月19日に調整池等実施計画検討業務委託の19日に開札し、いであ梶i東京都世田谷区)が税抜き450万円で落札。年度内に段階的整備計画の検討、治水効果の評価などを行う。
全体事業費は134億4200万円(うち調整池部24億円)。このうち13年度末までの事業費は35億7500万円で、進捗率は27%。うち調整池部は15億100万円で、進捗率は63%。