日本工業経済新聞社(茨城)
2015/01/06
【茨城】土浦市 神立駅西口で区画整理組合が年度内に仮換地指定
土浦・かすみがうら土地区画整理一部事務組合(管理者・中川清土浦市長)は、神立駅西口土地区画整理事業で、現在進めている換地設計を来年1月にはまとめ、年度内に仮換地を指定したい考え。来年度には実施設計と移転補償と並行して進めていく。また関連事業として進めているJR神立駅の駅舎橋上化、東西自由通路整備では、本年度内に実施設計を策定。来年度に仮設の西口駅前広場を整備するとともに、JR東日本水戸支社と工事協定を締結。2016年1月ごろから本体工事に着手する。
神立駅西口地区は、駅前にふさわしいまちづくりを目指し、西口駅前広場および都市計画道路神立停車場線、都市計画道路神立駅前西通り線の整備を土地区画整理事業によって進めるもの。
これとともに、駅舎の橋上化や自由通路を設置することで、神立駅を中心とした健全で活力ある市街地を形成したい考え。施行面積は約2・2haで、うち土浦市が1・3ha、かすみがうら市が0・9ha。
施行計画はURリンゲージ(東京都中央区)で策定済み。本年度は換地設計を同社で進めており、来年1月にも策定を完了。年度内に仮換地を指定する見通し。15年度には実施設計を策定するとともに移転補償を進め、16年度に一部着工。19年度の事業終了を目指す。
関連事業として進めるJR神立駅の整備では、駅橋上化と自由通路の実施設計をJR東日本水戸支社が本年度内に策定する。基本設計段階における駅舎面積は670uで、霞ヶ浦の帆引き船をイメージした外観を採用。自由通路は延長約40m、幅員6m。駅舎は東西の駅前広場に面しており、20人乗りのエレベーターを東西に1基ずつ配する。
来年度は、まず組合が年内を目途に土浦市の駐車場だった部分へ仮設の西口駅前広場を整備。またJR東日本水戸支社と工事協定を結び、16年1月ごろからJRが駅舎関連工事に着手する。駅舎・自由通路は18年度に完成予定。
東口歩行者専用道路は、延長約500m(土浦市390m、かすみがうら市110m)、幅員6〜17mで計画。面積は約7400u(暫定東口広場約2200u含む)で、昨年度に基本設計をまとめたジェイアール東日本コンサルタンツ梶i東京都)で、引き続き実施設計の策定を進めている。本年度は東口広場から白鳥踏切までの南側区間の詳細設計を策定。来年度に残りの北側部分(東口広場〜菅谷道踏切まで)の設計を策定する。